多言語(9ヶ国)を話す日本人の語学習得方法にヒントあり

タイトルの件ですが、先日興味深い動画を発見しました。

英語を勉強している人にはとても人気のYoutub番組みたいです。

そこに出演している日本人の男性が9ヶ国語を話すとか。
しかも、ネイティブが聴いても「帰国子女」よりも凄いらしいです。

そしてその動画で話されている「習得方法」が興味深く、また今まで記事にしてきた事に繋がるな〜と妙に納得したので紹介します。

とにかく耳から! そして「自然に」

この中で9ヶ国語を話す男性は「ヤマちゃん」と呼ばれています。

まず、動画の中で「ヤマちゃん」が説明していたのは「ヒッポファミリークラブ」と言う多言語クラブに2歳から入っていたと言う事。

「謎の組織」とか言って笑いを取ってました。

ですが、当然「謎の組織」ではなく、この「ヒッポファミリークラブ」は「赤ちゃんが言葉を自然に覚えるように多言語にたくさん触れて自然に話せるようにしよう!」と言う信念の元に活動されている団体のようです。

ですから、文法を勉強するとか、単語を暗記をすると言う事をせず、また「先生」と言う立場の人は存在しないようです。

多言語のCDを家の中で聴いたり、多言語クラブの仲間と会っては好きな言語で話したり、歌ったり、遊んだりと自然に多言語に触れる機会を作る事で段々と自然に話せるようになるらしいのです。

現在では21ヶ国語の多言語CDがあるとか。

で、「ヤマちゃん」は9ヶ国語が話せるようになったようです。

多言語をどうやって聴くの? 

動画ではこの事にも触れています。

まず、多言語の聴き方ですが。。。

  • スピーカーを部屋中に置き、同時に様々な言語のCD(SD)を流す。

とにかく至る所にスピーカーを置いてシャワーのように様々な言語を浴びるようにするようで、また「積極的に聴く」と言うより、流していると言う事みたいです。

ただ、彼が言っているので興味深かったのは、「意味が分かっている方がいい」と言う事。

これは重要かも!

普通に日本語で意味が分かっているもので、しかも「同じストーリー」を多言語で聴くようです。

「同じストーリー」と言うのもヒントかも。

斎藤兼司さんも本の中で確か、「「同じストーリー」を何度も聴いた方が、自分の習得状況がわかる」と言うような事を言っていたと思います。

「ヤマちゃん」も、意味がわかり同じストーリーを何度も多言語で聴く事で、ふっと「あの場面だったな〜」とわかると。

でも聴くだけでいいの? なんで21ヶ国語の中で9ヶ国語だけなの?

友達が動画の中で素朴な疑問をしています。

「なぜ21ヶ国語のCDを聴いているのに9ヶ国語だけ話せるの?」と。

思わず「ヤマちゃん」も「いい質問だね〜」と。

やはり「話した数」との事。
そう「CDを聴きながら口を動かした数」です。

別に「暗記しなくては!」と言うわけではないけれど、聴きながらぶつぶつ話す。。。つまり「シャドーイング」などをしながら聴いていれば、知らず知らずに覚えるようです。

もちろん、中には積極的に暗記しようとしている人もいると思います(私の推測)。

とにかく大事なのは「自然」だろうが「暗記しようとしている」だろうが、沢山聴いて沢山口を動かすの大事だと言う事。

ヒアリングしてストックされてた言語が突然溢れ出す!

いや〜、こう言う感想は本当に聴くけれど「ヤマちゃん」も言ってます。

「ヤマちゃん」はフランスに1年留学していたようですが、実はそれまでフランス語は話せなかったとの事。

その状態でフランスに行ったけれど、話すきっかけがあって、そこから一気に今までヒアリングして蓄積されてたフランス語が溢れ出したようです。

もちろん、「ヤマちゃん」は今まで多言語CDを聴きながらフランス語をシャドーイングしていたのでしょう。

単語も暗記とかしなくても「多言語CD」を聴いてシャドーイングしている中で自然と文の作り方を知っているので、知らない単語があっても人が話すシチュエーションや文脈の中でわかるそうです。

で、「多分こんな意味かな?」と思って、初めて知るその単語を使って話して見て相手に通じたら「あ、やっぱり」と言う感じで単語のストックができるようです。

本当に子供が言葉を覚えるのと同じ。

私達日本人もニュースで話される言葉は、文脈、シチュエーションで「多分こう言う意味かな?」と意味を推測しながら聴いて、その言葉を使ってみて自分の言葉のストックにしてます。

うーん。

ただ「ヤマちゃん」は「効率」と言う事を考えたら先に単語を暗記する方がいいだろうし、今すぐこの意味を知りたいとか、試験をパスしなくてはいけない。。。と言うようなシチュエーションであれば、この「赤ちゃんが自然に言葉を覚えるように〜」と言うプロセスは時間がかかるかもしれないと示唆してます。

確かに。

なので、自分が今どう言う立場で言語を習得しようとしているのか?で違うでしょうね。
習得方法は。

翻訳家が「和英辞典」を先に調べた方が早いのに。。。と書いているブログを読んだことありますし。
まずは、ざっと意味を知り、もっと深く知りたかったら英英辞典に切り替えればよく、最初からだと案外効率が悪いよと。

まあ、繰り返しますが、どう習得するかはいくら脳科学的に自然がいいとはいえ置かれている立場で習得方法は柔軟に考えた方がいいのでしょうね〜。

とにかく、時間があればこのやり方は本当に話せるようになるんだ〜〜〜!と納得できる動画に出会えてスッキリしました!

私も頑張ろ。

 

 

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