英語のリスニングは自然なスピードを最初から聴くこと!3つのステップがカギ

つい先日「英語の音が拾える」から、「意味がわからなくても英単語が前より聞き取れる!」また、内容によっては「ん?聴きながら意味が分かるようになったかも」と変化が起きました。

もちろん、意味が分かるのはたまたま知っている単語が多かった場合ですから、まだまだドラマやニュースなどは意味がわからないのはたくさん!

でも、「英語の「音」」という認識から「英単語」として認識する率が高くなりました。
分かり易く言うと「英単語として音の輪郭がしっかりとして、細かいところまで前より聞き取り安くなった」と言う感じでしょうか。

やっぱり1000時間〜1500時間リスニングするというのは大切だと身を以て体験しました。

そもそも「リスニング」は3つの処理が行われていた!

齋藤兼司さんの著書「留学しないで英語の頭をつくる方法」をよく読むと「リスニング」について大切な事が書かれてました。

「リスニング」と一口に言いますが、私たちが言語を理解するには3つの異なる能力が必要となります。それを理解せずに、がむしゃらに英語を聞きまくるだけでは、効果的に英語を聞き取る耳を作ることはできません。  

〜齋藤兼司さんの著書「留学しないで英語の頭をつくる方法」より〜

まあ、私は深く考えず様々なネイティブスピーカーの音声をICレコーダーに入れて多聴してました。

精聴はディクテーションの時ぐらいで、あとは効果が無いと言われても「多聴」でした。

理由は簡単、どんなに集中しても集中が切れて電車で寝たり、他の事をついつい考えてたり。。。でも気にしませんでした。

さて、著者が本の中で言っている「リスニング」における「3つの能力」は以下の通り。

  1. 英語の音を拾う能力。
  2. 拾った音を英語として認識する能力。
  3. 認識した英語をイメージで理解する能力。

実は私達が母国語を理解する時に、この3つの能力が脳の中で無意識に使われいるそうです。

例えば。。。

  1. 「ブーブー」ですよという音が頭に残る。
  2. 「ブーブー」という単語として認識する。(まだ意味は分からない)
  3. 「ブーブー」が「車」だとイメージで理解する。

なるほど〜って感じです。

そこで私達もこの3つの能力を母国語を習得する過程にしたがって3つのステップとしてやっていけば無理が無いそうです。

上記の3つの能力を具体的に著者はこう言っています。

「Let’s call it a day.」(今日「の仕事」はこれくらいにしよう!の意)という英語を聞いて、理解するまでのプロセス。

  1. 頭の中に「レッツコーリタデイ」という音が残る。
  2. その「レッツコーリタデイ」という音が ”Let’s call it a day.”という英文だと認識される。
  3. 「仕事をして手を止め、片付けをはじめるイメージ」が頭の中に浮かび上がる。

〜齋藤兼司さんの著書「留学しないで英語の頭をつくる方法」より〜

まあ、もちろん「Let’s call it a day.」が「今日「の仕事」はこれくらいにしよう!」の意味だと元々知らないと、いくら聴いても意味はわかりませんが。。。。

だから、単語や熟語は別で知る必要がありますね。。。

①「英語の音を拾う」(音が頭に残る)」=まずは200時間のリスニング!

この「リスニング」200時間というのは英語が「雑音」ではなく、「英語の音が拾える(英語の音が頭に残る)」までということ。

もちろん、個人差はあるでしょうが通常これくらいの時間らしいです。

要は「意味がわかる!」とか、「英単語として聞こえる!」では無いということ。

あくまでも「英語の音が残る」(雑音から音として認識するだけ!)

でも気にしない!

コツは以下の通り。

  • とにかくネイティブの自然に話しているスピードの音声を聞く!
  • 子供のように同じものを何度も聞く。これが大切!(同じものを聞き続けず、ラジオなど日替わり内容のものを聞くと毎回新しい音が耳に入り、「耳が特定の音に慣れる」という経験ができないからだそうです。実際、私は同じものを聞き続けて来ました。だから変化も自分で実感できました)
  • 最低でも10回〜20回は同じものを聞く。
  • 聞こえたところをところどころ「呟いてみる」。
  • スクリプトは絶対に見ない!(目からの情報を入れながらだと耳を鍛える事ができないらしい)

②更に1000時間〜1500時間聞くと「音」が「英語」として認識される(英単語がクリアに聞こえ始める)

英語が「音」として拾える」ようになったら、そのまま続けてトータル1000時間〜1500時間」くらいまでいけば、ほとんどの人が「ネイティブの会話を問題なく聞ける」ようになるとの事。

もちろん、知らない英単語があれば意味はわかりませんが、以前より「英単語」「英文」がクリアになりはじめます。

私はやっとここまで来た感じです。でもまだ1000時間ちょっと。

  • 毎日1時間=3年かかる。
  • 毎日2時間=1年半かかる。
  • 毎日3時間=1年かかる。

因みに私は毎日2時間半は聴いています。3時間という事もザラ。
そして大体はイヤホンを着けてます。(今も)

洗濯・炊事・掃除・通勤・休み時間・カフェで・移動中。。。などなど隙間時間で聴いてます。

正直、「聞かなきゃ!」ではなく「習慣」になっていて、聞かないと気持ちが悪い感じです。

200時間して「英語の音として耳に残る」ようになったら、1000時間〜1500時間までのリスニングのコツは以下の通りで、ディクテーションも含めましょう!

  • ディクテーションをする。(5〜7割聞き取るれる教材を使う!難しかったり早すぎるのは避ける。ただし遅すぎるスピードは避ける。)
  • 最後までスクリプトは見ない!
  • スペルは気にしない!聞こえたようにスペルを書く!(「experience」が「ixpeliunse 」でもいい。
  • 最後に答えあわせをして聞き取れなかったところは何度も聞く!
  • 週三回くらいディクテーションをする。
  • 30分くらいでOK。
  • どの音声教材でも95%以上正しく書きとれたらやめてもいい。(ニュース、ドラマ、映画、インタビューなど)

だいたい、95%の正解になるまでは6ヶ月〜2年はかかるようです。(何度も書きますが意味が分かる!では無いので注意!)

でも続けたら意味が分かるのもあります。

私は、まだ海外ドラマの「アリー・my・ラブ」の1つのエピソードと、「4000Essential English Words」しかディクテーションしてない。。。

いきなり海外ドラマだからハードル高かった。。。力尽きた感じはあります(笑)

もう少し優しい、でも遅すぎない音声のものをもっとディクテーションしないとダメだとこの本を読み直して思いました。。。

そして徐々にハードルを上げると。。。

③認識した英語をイメージで理解する(コンプリヘンシブ・リスニング)

いよいよ「英語を聞いて内容を理解する」段階!

この段階でのコツは以下の通り。

  • あえてゆっくりなスピードを聞く。(レベルも優しくてOK。ナチュラルスピードだと内容を理解する前に「聞き取ろう!」と力が入り疲れるから。ここはじっくり「内容理解」を集中して行う。)
  • 「つぶやき」「ディクテーション」も同時に行う。(スピードを落とすので、ナチュラルスピードについていけなくなるのを避けるため。今まで通り、リスニングを呟いたりしながら実行し、ディクテーションも続ける。95%正解になったら止めてもいい)
  • スクリプトで確認。

なるほど〜って感じです。

今回、改めてこの本を読んだら言われているような変化が知らず知らずに起こった次第。

しかも、提唱されている1000時間ちょっと過ぎくらいで変化があってびっくり!

実はリーディングも平行して行わないといけない!

当たり前ですが、いくらディクテーションしても「意味」が分かるようになるには英単語の意味を知らないとダメなわけで。。。

そこで、実は英語の勉強を初めてからすぐ「絵本のような1ページ1行の本」から多読し、少しずつレベルをあげて多読するのがコツ!

わからない英単語は想像して最後まで英英辞書すら読まないのがいいみたい。

大事な英単語は何度も繰り返して出てくるので意味が想像出来るから。

私も「多読」では今のところこの作戦でやってますが、「海外ドラマ」や「洋画」では、最後まで「想像してもわからない」「スッキリしない!」といういう場合がどうしてもあるので、そう言う場合は無理せずにサクっと英和辞書で意味を調べ、その後に「英英辞典」で再度チェックします。

もちろん、最初から英英辞典を引くときもあります。
ここらへんは「頑張り過ぎない」でやってます。

特によく海外ドラマで使われている「比喩」とか「専門用語」とかは、難しいですから。。。

ところで、絵本を読む理由は「簡単」というより「絵」が付いているので意味が分かり易いという理由です。

例えば、赤ちゃん(子供)が言葉を覚える時に「文字」を知らなくても、「耳」から「音」を聞く上で、「あ母さんが何か話しかけている時のシチュエーションで、だんだんと「意味」が分かるわけで、そのプロセスを踏む事と一緒だと理解してます。

とにかく、このように「リスニング」「リーディング」「ディクテーション」を続けていき、ひいては話せるようになる。。。って事でしょうね。

引き続きリスニングをしながら、ディクテーションをもっとしっかりやろうと思いました。

とにかく齋藤兼司さんの著書「留学しないで英語の頭をつくる方法」は超オススメ!

私は再度読み直して付箋だらけになりました(笑)

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